「なかなか貯金が貯まらない」
「今年こそはやろうと思っていたのに」
「気が付くとむしろ減ってる…」
貯金するのは大切なことだと頭ではわかっていても、中々思うような成果が出せない、そんな経験ありますよね。
私自身も社会人1年目の初任給を全額はたいてロードバイクを買ったり、けっこうな散財をしていました。
しかし、です。それでも貯金はできます。誰でも出来るようになるコツがあります。私自身、奨学金の返済も残っていたため
「このままではイカン」
と思い立ち、貯金するための方法を調べて実践した結果、社会人10年目にして1,000万円を貯めることが出来ました。
初めにお伝えしておきますが、高額な商材は必要ありません!セミナーに通う必要もありません!貯まるようになる仕組み作りが必要なんです。
筆者が1,000万円の貯金をするのに実際に使った方法を余すところなく書いたので、一つでも取り入れてくれればうれしいです。
20% 天引き貯金
まずは月々の給与が支払われたら、先に収入の25%をゆうちょ銀行に預け入れていました。
当時の手取りが約15万円だったので、20%だと3万円ですね。
「たった3万円?」と思う方もいるでしょう。でも、日本のサラリーマンの生涯年収は約2.5億円と言われています。
2.5億円の20%はいくらでしょう?答えは 2.5億円×0.2 = 0.5億円
つまり、5,000万円ですね。
そう、この方法は毎月淡々と天引き貯金するだけで資産5,000万円を作れる可能性があるんです。
一度設定してしまえば、あとはオートモードで貯まっていきます。
「でも、毎月20%も貯金できないよ」という方もいますよね。
であれば、まずは10%を先に天引き貯金してみるのがいいと思います。10%をコツコツするだけでも、
2.5億 × 10% = 2,500万円
1割貯金するだけで”老後2,000万円問題”は解決しちゃいますからね。
ちなみに、貯蓄率をもっと上げれば(バグらせれば)もっと早く蓄財することが出来ます。シンプルですが、抜群に効果がありますね。
貯蓄率がバグっていると思う方は、Youtubeチャンネル「倹者の流儀」を運営している”くらま”さんですね。
この方の貯蓄率はなんと80%を目標にしているとのこと。いやはや、すごすぎます・・・
そのぶっ飛んだ貯蓄率のためか、Abemaの番組に出たり、本も出版されています。さすがに80%は無理でも、少しだけ取り入れるだけでも貯まりやすくなる家計になると思います。
家賃補助
勤務先によっては、福利厚生により家賃補助や安い家賃の宿舎を利用できることがあります。
ちなみに、私も前職では家賃補助があったため、当時の家賃は1万円くらいでした。
同じ間取りで周辺のアパートを検索したら、相場は5万円くらいだったので、それだけで月4万円のタネ銭が確保できますね。
先ほど紹介した”くらま”さんも、補助が出る会社に勤めており使っているとのこと。
お勤めの職場に制度がある方は、積極的に活用しましょう。
つみたてNISA、iDeCoを満額やる
つみたてNISAは、2023年までは年40万円(月最大33,333円)の投資枠があり、売却時の利益に税金がかからない制度です。売却はいつでもできますが、売却した後は投資可能額は復活しません。
iDeCoは加入すると原則60歳まで資金が引き出せませんが、月々の掛け金が税引き前の収入から控除されるため、月々の所得税と来年以降の住民税が安くなります。
さらに、2024年からはtwitterで「神改正」といわれる改正があり、投資可能額は1,800万円まで大幅に増額されました。しかも、売却した後も投資可能枠は復活します。
ある程度貯金して生活防衛資金が出来たら、まずは「つみたてNISA」で投資デビューしてみて、それでも余裕があれば「iDeCo」も併せてやってみるといいと思います。
私は生活防衛資金として生活費の1年分を貯金し、それ以外はつみたてNISAとiDeCoに投資しています。最低でも15年は買い増しだけして売らないつもりです。
証券口座を開設して以降、インデックスファンドを毎月定額買うように設定しています。株価や資産の推移を見るのは月1回程度ですね。あまり頻繁に見ると下がった時にハラハラしてしまうので
証券口座で積み立て設定をしたら、あとは(時々しか)見ない!
を30年間続けようと思います。
ここまでの仕組化が出来たら、あとは毎月の給料が入るたびに自動で積みあがっていくでしょう。
会社員という働き方は、コツコツ貯金には最適だと思います。
簿記、FP資格を取る
もっとお金について詳しくなりたい方や、スキルアップのために資格を取りたいと思う方には、日商簿記やFP(ファイナンシャル・プランナー)の資格を取ってみてはいかがでしょうか。
ここまでの仕組化をすでにやっている人は、マネーリテラシーが高い方だと思うので、学んでおいて損はないです。
特にFP3級は教養として、簿記は経理職への転職や社内の部署異動にも有利に働くので、仮に試験を受けなくても学んでおいて損はないと思います。
FP3級は保険、資産運用、不動産、相続など幅広い分野の知識を学べますし、簿記は株式会社の根幹を支える技術ですからね。

ポイントサイトを利用する
ポイントサイトとは、サイトを経由しただけでポイントが貯められるお得なサイトです。
しかも、クレジットカードなどのポイントとは別に、追加でポイントをもらえます。
ショッピングはもちろん、旅行のお宿の予約、クレジットカードの新規作成、証券口座の新規開設など、いろんな場面でお得にポイントが貯められます。
さらに、サイト内で貯めたポイントは楽天ポイントやアマゾンギフトなどに両替可能なので
・お使いのショッピングサイトで使う
・証券口座でポイントを使って買い増しする
・さらにポイントを貯めてから使いたいので取っておく
などなど、自分の生活スタイルに合わせて好きにカスタマイズできます。
まとめ 貯まる仕組を作って毎日を過ごそう
貯金1,000万円というのは大きな額ですが、会社員でも決して手が届かない額ではないです。
特に収入から天引きする額を上げる(%を上げる)ことで、達成までの道は短くなります。
将来の不安が和らぎ、自分に自信が付き、今を元気に生きることが出来る。そう思える程の心の安定が、貯金1,000万円の価値なのかもしれません。
ただし大事なのは、今の生活の豊かさと将来への貯蓄はトレードオフということです。
今と将来のバランスを意識しながら、日々の生活を送りましょう。