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【感想文】経済評論家の父から息子への手紙 お金と人生と幸せについてを読んで

山崎元氏の著書 本のレビュー
【感想文】経済評論家の父から息子への手紙 お金と人生と幸せについてを読んで

こんにちは。ともちよです。

今回は山崎 元氏の「経済評論家の父から息子への手紙 お金と人生と幸せについて」を読んだ感想文を書いていきます。

ご子息に手紙をあてるように書かれている本書ですが、子持ちのサラリーマンの私にもズバッと刺さる内容になっていました。

この本で私が一番ズバッときたのは以下のとおり

・取り替え可能な労働者にはなるな
・「労働者タイプB」というニュータイプの出現
・全世界株式インデックスファンドを長期で持つこと
・モテる男の秘訣は1つだけ

順番に解説していきましょう。

※残念ながら今回の著書が遺作となってしまいました。
ご冥福をお祈りいたします。

取り替え可能な労働者にはなるな

本書の中で私が一番刺さったのは、「労働者タイプA」と「労働者タイプB」の話しです。

多くの人は学校を卒業してサラリーマン(=労働者)として働くことになりますが、労働者には2つのタイプがあり

・労働者タイプA…安い賃金で我慢する。社畜
・労働者タイプB…資本家をカモにする。ニュータイプ

そのうえで、労働者タイプAのみになるのは絶対に回避せよと言っています。

「労働者タイプA」は「取り替え可能な労働力」

労働者Aタイプには次のような特徴があるとのこと。

・誰かと替えがきく
・言われたことだけやってれば満足
・雇用不安や給料が減るのをメチャクチャ嫌う
こう書くと、この条件に合う人が職場に何人かいると思います。
いわゆる”働かないおじさん”化することが、労働者タイプAの最終形態なんですね。

こうなると転職も出来ず、真っ先にリストラ候補に挙がるなど一気に立場が弱くなります。

他人と同じであることを恐れよ。無難を疑え。
ともちょ
ともちょ

新卒の入社式は”悲惨な光景”

本書のまえがきにも、「新卒の入社式は悲惨な光景だ」とあります。

彼らの大半が「タイプA」で、取り替え可能な存在(つまり社畜)として効率の悪い一生を送るのだと。

ともちょ
ともちょ

こうして企業に利益を吸われる「タイプA」とは対照的に、少数だが資産家や企業から利益を吸い取る「タイプBが存在感を持ち始めているという。

株式制の報酬を求めるタイプB

このタイプBを”そこそこに目指すといいよ”とアドバイスしてくれています。
具体的には

・会計、財務のブラックボックスを握っている人
・副業をする人
・人材価値を上げて、いつでも転職できる状態の人
ともちょ
ともちょ

たしかに、この内のどれか1つでも成し遂げている人が職に困るとは考えにくいです。

特に「いつでも転職できる人」なんて、会社を自由に変えられるわけですから。

王道は全世界株式インデックスファンド

山崎さんは終始一貫してこの主張を通してきました。

「生活資金とは別の運用資金は、全額eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)でいい」
と言い切っています。

もちろん、投資に絶対はありませんし、正解はだれにも分かりません。

しかしながら、この主張は水瀬ケンイチ氏との共著でも一貫しているため、大いに参考になるでしょう。

ともちょ
ともちょ

モテる男の秘訣は1つだけ

資産形成とは関係ない(?)ですが、モテる男とモテない男の違いについても書いています。

相手の話を熱心に聞く男はモテる。
逆に自分語りが多い男は、どんなにハイスぺだろうとモテない。

かなりの資産を築き、仕事もバリバリこなしてきたでしょうから、さぞモテたんでしょう。
(本著の中では謙遜していましたが)

言われてみれば、たしかに自分のことばかり話す男って、ウザがられますよね。
女性は基本、自分の話しを聞いてほしい(ただしアドバイスはいらない)ですから。

ともちょ
ともちょ

ご子息にあてた手紙

最後に、ご子息に向けて手紙も書かれています。

ここは本著の一番オイシイ部分なので、ぜひ読んでいただきたいですね。

願わくば、こんな父ちゃんに育てられたかったな

と思う、慈愛と教養に満ちたお手紙でした。

まとめ 大学生あたりでこの本に出会いたかった

今回は山崎 元氏の「経済評論家の父から息子への手紙 お金と人生と幸せについて」を紹介させていただきました。

・取り替え可能な労働者にはなるな
・「労働者タイプB」というニュータイプの出現
・全世界株式インデックスファンドを長期で持つこと
・モテる男の秘訣は1つだけ

他にも、もっとリスクをとれる人は「オーナー社長」や「ストックオプション」という方法もあるとのこと。

たしかに、こちらの方が圧倒的にスピードが速く、もし上場すれば一晩で”億り人”になれます。
ですが、勤め人で子供もいる私にとって年収アップの最適解は

・労働者タイプB×副業
・労働者タイプB×転職(本業の収入アップ)
・労働者タイプB×共働き

あたりでしょうか。

正直、大学生辺りでこの本に出会いたかったです

18歳時点のご子息に比べて、大学時代の私がいかに幼稚で未熟だったか、今なら分かる。

30代半ばにさしかかり、時間を巻き戻すことはできません。
だからせめて、この本に書かれている内容を自ら実践し、自分の子供にも教えていきたいです。

情報のアップデートを怠らず、チャンスをつかむために。

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